趣味に生きる

紫鯖で活動してい『た』、とあるランサーの日記。

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緊迫した展開になってきたな~
設定にRSの世界観を入れてるから微妙な感じになってしまってるのは否めないけどw
ハクロン | URL | 2008/05/13/Tue 12:42 [EDIT]
ハクさん>
RSを題材にした作品だからどうしてもそこらへんは導入すべきかなぁ、と(;・∀・)
完全オリジナルにしてしまうと本来の路線から外れてしまうので (;・∀・)
ティルナ | URL | 2008/05/13/Tue 23:19 [EDIT]

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第十四夜 ”凶ツ夜 狂想曲”

小説っぽい読み物 2008/0512 Mon 23:12:16
5日経ってようやく更新。

こんばんは、作者です ヽ( ゚∀゚)ノ

リアが忙しくてやっと更新してみたら、なんてことはない

内容はあまり進んでいないという・・・(笑)

けれど今回はガシガシ打ち合う戦闘シーンとは違う意味で熱い展開になった

と思います!

そこらへんを楽しんでいただければ、嬉しい限りです。

それでは、本編をお楽しみください m<_ _>m
「ローザさん、いないな・・・」

「姐御、こんな時にどこへ・・・?」

星々が照らし上げる、林の中。

夕陽はとうに沈み、辺り一面は薄暗くなっている。

周囲は昼間の活気さとは打って変わり、静寂のみが佇んでいた。

その静寂の中で、2人の男性が肩で息をしながら、何かを探していた。

探しているものが見つからないのか、黒い帽子を被った男性が苛立たしげにしている。

「くそ・・・。足音も聞こえない」

「・・・落ち着けよ、ルイ」

躍起になる青年を、もう一人の青年がいさめる。

「ここにいないとなると、もう探しようが無い。・・・一旦宿に戻ろう、ルイ」

「宿に戻ってどうするんだよ。戻ったところで、どうにもなるわけでもないだろ」

互いに交わす視線が、鋭くなっていく。

冷たい夜風が、ただそこに立ち尽くす両者の間を吹き抜けていく。

このままでは埒が明かない、と悟ったのか

黒い帽子を被った青年をいさめた青年が口を開きかけたとき

ズシン、と

両者の立つ大地が、ぐらついた。

衝撃は木々を揺らし、枝に止まっていた鴉たちを空へと放る。

それは、まるで遠くで何か巨大な杭のようなものが打ち込まれた時に似ていた。

「・・・今のは?」

帰ることを提案していた青年が、問いかける。

「わからない・・・行ってみよう」

そう黒い帽子の青年が言うと

2人は色濃い闇の中へ、駆け出していった。

空には、黄色く、煌々と満月が輝いていた。














--------------------------------------------------------------------

満月が、夜を照らす。

先ほどまで見えていた夕陽は、既に地平線に沈んでいた。

オレンジ色の景色は青く、暗い色へと変色していく過程は、世界にインクを流すようだ。

街並みは遠いゆえに、夜になるにつれ星々が一段と輝いていく。

古都からやや東方にある雑木林。

その林の中の岩に、腰を下ろしている人影がいた。

人影から、どうやらそれは女性のように見て取れる。

金を思わせる茶色の髪が、夜風に揺られている。

血を思わせる紅の瞳は終始、天にたゆたう月のみを見つめている。

やや大きめの岩に腰掛けているためだろう

彼女は垂らした足を、まるでブランコのように前後に揺らしていた。

「・・・退屈だなぁ」

空を見つめながら、彼女は一人ごちた。

その瞳に、特に意思がある様子は無い。

月を眺めているのも、他に見るものが無いからだと言うように。

ただ、彼女はこの退屈をどう潰すかのみを思案していた。

と、岩に腰掛けながら空を仰ぎ見る彼女へ

「そこは私の特等席なんだがね、ルティ。あぁ、他に名前があったなら一応聞いてやれるが?」

すぐそこで腕を組んで立ち尽くす、やや不満な顔をした一人の女性がいた。

炎を思わせる、腰まで届く長くしなやかな髪。

Yシャツの上着にタイトなカーキ色のパンツは、さながら男装の麗人を思わせる。

吊り上がり気味の金色の瞳はなお鋭く、瞳を覆うかのようなレンズの双眸が、岩へ

と腰掛けている女性へと向けられる。

「別に今まで通りでいいわ。私に名前など、無いのだから」

鋭い瞳に睨まれても微動だにせず、ルティと呼ばれた女性は立っている女性を一瞥する。

その瞳には、やはり強い意思が無い。

それは、そこらへんを歩き回る小動物に向けられるような目だった。

「ふん、身体を乗っ取り、魔力が一際でかくなったと思ったら、態度もでかくなったか」

岩に座る彼女からの視線にかまうことなく

やれやれだと言わんばかりに言って、ローザは胸元のポケットからタバコを一本取り出した。

「なんだ、魔力のことまでばれてたんだ」

そこで、ようやく眠たげだった彼女の瞳が、目前に立つ一人の女性を捉えた。

「隠し通せると思ったのか、愚か者め。そんな魔力を持ってアウグスタに行ってみろ。聖職者たちがこぞってお前をその身体から追い出そうと、躍起になるだろうな」

まぁそれはそれで面白そうだがね、と一言付け足し、彼女はくわえたタバコに火をつけた。

白煙がゆらゆらと立ち上り、闇に消えていく。

「遅かれ早かれ、じきにそこへ行くことになるわ。ただ、今はまだその時じゃない。今回の身体がどれだけの魔力を秘めているのか分からない状態で行くのは、自殺行為に等しいもの」

「今回の身体、か。ルティの魔力と知り合いからの報告で大体の察しはつけていたが、まさか実物を目で見るとは思わなかった。いや、実物は目に見えないか。魂だけで何千年も存在するとは、生に対する執着の度が過ぎているな」

魂という単語を聞いた彼女は、深紅の瞳をやや細める。

「驚いた。まさかそこまで読んでいたなんて・・・。大した慧眼だ」

「別段、賞賛に値するほどでも無いだろう。お前は知らないかもしれないが、この世界にはウルフマンと呼ばれる輩がいてね。魔術実験に失敗して身に付けられた力だというのだから、皮肉なものだが。そいつらの中には本能を対象に憑依させることが出来る奴がいると聞く。お前のはそれと似て非なる力だろう」

どうだ?というような視線に、深紅の瞳を持った女性はややばつが悪そうな表情を見せる。

「図星、か。まぁ、そんなことはどうでもいい。私が聞きたいのはね、ルティ。お前が一体何を企んでいるかということだけなんだよ」

そこまで言って、ローザはタバコを指に挟み、一息つく。

今度はお前が話す番だ、と。

金色の瞳がそう告げる。

「私の望み?そんなの、語るまでも無いわ。私が欲しいのはこの世界よ。海も、山も、大地も、太陽も月も空でさえも・・・!全て私の物にすることよ。全てを手に入れて、私は全ての覇者になる。そうね・・・もし地上界でやることが無くなれば、天上界に攻め入るのも一興だわ」

深紅の瞳が、目前に立つローザを映す。

彼女の弁を聞いても、ローザは眉一つ動かさず、ただ聞いているだけだった。

彼女の弁が終わると、ローザはタバコをくわえなおし、目前の深紅の瞳を見据え

「世界を手中にするのは勝手だがな。勝算があって言っているのか、ルティ?そのようなこと、箱の中のネコの話ではあるまいし、ましてや開けるまでも無い。生半可な力では、先のアークデビルやアクアドラゴンと同じ結末を辿ることになるぞ。世界を滅ぼすほどの事態を引き起こすのであるならば、世界がそれを看過するはずが無い。世界は『冒険者』という『道具』を使って運命を作り出す。アークデビルやアクアドラゴンたちは、【RED STONE】をめぐる過程において、その過程に組み込まれてしまったがゆえに滅びたんだ。【RED STONE】と奴らは直接的に関係無いはずなのに、世界を巡る因果が冒険者と奴らを対峙するように仕向けてしまったのさ」

そう、静かに反論した。

「抑止力の話なら重々承知してるわ。えぇ、私には苦い過去がある。あのような時でも、世界は救世主を生み出し、運命の名の下に私を消した。けれど、私は消えなかった。いえ・・・今ここに立っている私は『あの時の私』であって『あの時の私ではない』わ。言うなれば魂の一部、と言ったところかしら。魂には質量なんてものは無い。ただ存在しているかどうか、という話でしかないのだから。1の魂から出た魂は、やはり1でしかないように。多くも無ければ少なくも無い、けれど確実に存在し続けることに私は成功した。だから今度こそ、私は私の悲願を成就すべく動くのみよ」

ローザの視線から一瞬たりとも目を逸らすことなく、彼女は言った。

「そして数千年かけてようやく選ばれた素体がルティだった、というわけか。まったく、ご苦労なことだ。お前ら全員がオリジナルであってオリジナルではないという矛盾を抱えている。そんなことなら、お前が初めにやられてしまった時、お前はそのまま消滅すべきだったんだ。にも関わらず、お前はあろうことかこうして数千年経った今でも存在している。もはやお前らのそれは悲願でも何でもない。ただ『世界を征服すること』こそが『自身の存在意義』になってしまった、ただの残留思念に他ならないというのに」

そこまで言って、ローザは古いタバコを地面に捨て、新しいタバコを取り出し、火をつけた。

「残留思念だろうと、何だろうと関係無いわ。私は私の望むことのみを実行するだけよ。そしてそのために、私はとある結論に達した。世界が冒険者を差し向けるのは、世界を滅ぼしかねない力があまりにも強大だったからだ、と。だから私は今度の素体に人を選んだ。条件を限りなく制限して、永い間待ち続け、ようやく手に入れた!人であるこの身ならば、大型の迷宮など必要ない。冒険者が徒党を組んで襲ってくることも無ければ、異形である必要も無い。まぁ、たとえ大型の迷宮を用意しても、一日に2回しか行けない、というルールもあったから、そこでもう一つの手段を講じたけど。ポータルクリスタルなんてものは必要ない。私は私の力を使って、『この人間に関係のある人間たちのみ』自室へ入ることが出来るよう、運命に干渉したのだから」

「ずいぶんと手の込んだやり方をするじゃないか。ということは、そこに行けるのはアルタやルイ、あるいは私ということになるのか」

別段興味も無い、と言うようにローザはタバコを口から外し、肩で息をするように息を吹いた。

「えぇ、そうなるわ。と言っても、私も極力敵対関係になりたくなかったから、ルイに声をかけてみたんだけど、駄目だったわ。人間を侮ると痛い目に遭うのは、昔経験したことなのにね。運命はそれほどまでに、今度はルイたちに作用しだす。恐らくは「ルティを救うために私を殺す」といった感じでしょうね。ローザ、念のために聞いておくけど、あなた、世界に興味は無い?」

言って岩に腰を下ろしたまま、彼女の片手が、ローザの手のひらを取るように向けられる。

その手を見つめたまま、ローザはタバコを地面に落とし、靴のヒールで踏みつけた。

「私は自身の生活さえ現状を維持できればそれでいい。世界がどうなろうと知ったことでは無いが、もし万が一私に危害を及ぼすことがあるようならば、私とて黙ってはいない。よってお前の誘いに対する返事はNOだ。あと、正直なところ、ルティ自身にもあまり興味が無いんだ。奴についていくら考えても、≪理解≫出来ないから」

はっきりと、ローザは目前の相手に、自身の意志を伝えた。

その意志にはどこか、ほんの僅かだけ、彼女の哀愁が含まれているように見えた。

それを聞いた彼女は、少々訝しげな表情を見せた。

「・・・理解出来ない?」

思う節があったのか、少々彼女は思案した後、一つの結論に行き着いた。

否、辿り着いてしまった。

「・・・くく、あははっはは!そういうことか、ローザ。いや・・・フェルディナンド”極めしゆえに堕落させられた者たち”の末裔、とでも言うべきか!」

フェルディナンドという単語に、ローザは明らかに反応した。

そんな様子を楽しげに見つめながら、岩に腰掛けながら彼女は嬉々として語りだした。

「地下界では有名な話さ。あらゆる技能を徹底的に理解し、昇華することにより、地下界の誰よりも天へ近づこうとした一族がいた。だが、天に近づきすぎたゆえに、その一族はかえって神々の怒りを買うことになり、結果として地下界の深遠へと貶められることになった。まさか、そのような一族と、それも地上界で出会うことになるとは!」

興奮を隠しきれない様子で、彼女は語り続ける。

ゆえに、ローザの魔力が徐々に鋭くなっていくことに、彼女は気付かなかった。

あらかた話し終えた頃を見計らうかのように

「私の先祖の話など、どうでもいいことだ。それと、今の私はもう奴らとは何の関係も無い。私がこの地上界にやってきた時点で、私はもうフェルディナンドとは関係無いし、語るつもりも無い。あそこは閉鎖された虚無であり、永遠と覚えた技術を反芻するだけの場所だ。技術は活かす為にある。だが、あそこは技術を得るために技術を習得しようとする。私はそれにうんざりしたんだ」

そう、彼女は言い捨てた。

それと、と彼女は付け足した。

「少々気が変わった。なに、私からお前にする質問は一つだけだ」

胸ポケットの箱から、ローザは最後の一本を取り出し

「念のため聞いておく。ルティの身体を返すつもりは?」

口にタバコをくわえ、火をつけながら、目前の同業者(悪魔)にそう告げた。

先ほどとはまるで違う魔力に、彼女は岩から降りると、まっすぐにローザを見据え

「・・・無い、と言ったら?」

片手で槍を構えながら、そう返した。

「そうか、残念だ。唯一お前に共感出来た部分があったとしたら、それはお互いに敵対関係にあるべきじゃなかった、というくだりだけだ。あぁ、まったく、奴らと関係を持ってしまったがゆえに、良い迷惑だ」

そう言って一息、白い煙が空間に吐かれる。

タバコを口にくわえなおすと、彼女は眼鏡を外し、自らのカバンへしまう。

「私も残念よ、ローザ・フェルディナンド。まさかこの世界に来て最初に犠牲になるのが、同じ悪魔であるあなたなんて、本当に運命は残酷なものね」

そんなローザの様子を見ながら、ルティと呼ばれた悪魔は

目前の悪魔へと、疾駆していった―――。
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ハクロン | URL | 2008/05/13/Tue 12:42 [EDIT]
ハクさん>
RSを題材にした作品だからどうしてもそこらへんは導入すべきかなぁ、と(;・∀・)
完全オリジナルにしてしまうと本来の路線から外れてしまうので (;・∀・)
ティルナ | URL | 2008/05/13/Tue 23:19 [EDIT]

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