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紫鯖で活動してい『た』、とあるランサーの日記。

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なん・・・・だと・・・
なぜか高笑いする少女の声が聞こえたw
ハクロン | URL | 2008/05/12/Mon 12:53 [EDIT]
ハクさん>
>なぜか高笑いする少女の声が聞こえたw
なぜにwwwwww
ティルナ | URL | 2008/05/12/Mon 23:13 [EDIT]

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第十三夜 ”凶ツ夜・間奏”

小説っぽい読み物 2008/0507 Wed 22:47:21
最近、本当に忙しくなってまいりました。

こんばんは、作者です。

GW中もほとんど仕事だらけで書く暇が無かったんです OTZ

それでも5日ルールは守りたいなぁ。うん、守りたい。

そろそろ物語りも終わるし、オールスター戦のことも考えよう。

あ、オールスター戦なんですが、少々こちらの予定もあいなりまして

6月に実施したいと思います。

詳細はのちほど。

それでは、本編をお楽しみください m<_ _>m
「俺、実は記憶喪失なんだ」

「ん、そうか」

懐かしい夢を見ている。

俺とアルタが、出会って間もない頃だろうか。

ある日、突然自分は記憶喪失だ、なんてことを言った奴に、俺は普通に返事をした。

記憶喪失。記憶を思い出せないこと。記憶が、無いこと。

けど、別に動けば血を吐くとかそんな病気ではないのだから、そこまで問題視もしなかった。

「なんだ、てっきり驚くかと思ってた」

「まぁ、少しは驚いたが。別に、今のお前に何らかの影響があるわけじゃないのだろう?」

「まぁ、そうだけど・・・」

「なら、それでいいじゃないか」

俺の適当な返事に、奴は微かに笑って

「・・・そうだな」

静かに、そう言った。

「で、その記憶喪失とやらで無くした記憶は、お前にとって重要なものなのか?」

「何ともいえない・・・。ただ、思い出さなくちゃいけないとは思ってる。だけど、それを思い出したら、今度は取り返しの付かない、何か良くないことが起こりそうな気がしてならないんだ」

「ふぅん・・・」

曖昧に、返事をするしかなかった。

記憶に対する奴の表情が、真剣そのものだったから。


















なんだか奴に興味が湧いて

俺はしばらく、奴と共に行動することにした。







-------------------------------------------------------------

「?!」

突然の爆音に、ベッドから飛び起きる。

倒れかけた時計が、今が午後4時であることを告げていた。

窓から差し込む光が、やがて闇に変わろうとしている。

先ほどの爆音は、ルティの部屋からだろうか。

ぼんやりとした頭を一回振って、俺はルティの部屋へと向かった。





「ルティ!」

ノックなどすることなく、部屋の扉を開ける。

途端、オレンジ色の視界が広がった。

壁が、無かった。

床板は不均一に途中で途切れ、天井も部屋の奥からごっそりと消し飛んでいた。

窓があるはずの空間は、今はやや離れた隣の建物を鮮明に見て取れるほど何も無かった。

部屋には、夕陽の光が万遍に降り注いでいた。

そんな廃墟と化した一室の中央。

夕陽が佇む遥か彼方の空を見つめる様子で、ルティが立っていた。

顔は入り口とは反対の、吹き飛び見晴らしの良くなった方を向いているので、見えない。

服装は宿での普段着などでは無く、鎧で武装している。

頭には、昨夜帰った時と同様、包帯が巻かれたままだ。

「・・・いつからここは見晴らしの良い展望台になったんだ、ルティ」

溜め息混じりに、目前の容疑者に声をかける。

状況から見て、やったのは明らかにルティだろう。

万が一襲撃されたと仮定しても、室内にある瓦礫が少なすぎる。

しかし、理由がわからない。

動機について思案していると、彼女がこっちを振り向いた。

「あら、おはよう。ルイ」

こちらの質問に答えることなく、彼女はそう返した。

振り向いた彼女の顔は、場に不自然なほど穏やかな笑顔だった。

笑顔だったのだが、なんだか彼女のものではないような気がした。

額と片目を一周させている包帯が、彼女がルティであると昨夜までの記憶が告げている。

だが

「・・・お前、誰だ」

そう問わずにはいられなかった。

「? 私は私だけど?」

変なルイ、と彼女はクスクスと笑いながら、そう言った。

目の前に立っているのはルティだ。それは間違いない。

けれど、俺が知っているルティでもない。

まるでルティという殻を被った、何か別のものじゃないかとさえ思えてしまう。

訳が分からない。

互いに視線を交わしたまま、しばしの沈黙。

そんな沈黙にも飽きたのか

「ねぇ、ルイは世界に興味はある?」

唐突に、彼女はそんな質問をした。

「世界・・・だと?」

訝しげな返答に、深紅の片目がそうだと言わんばかりに告げてくる。

「そう、世界。今私たちが暮らしている世界は大きく分けて3つだけど、まぁこの地上界だけでいいわ。その地上界を、自分たちのものに出来たらどんなに素敵なことか、ルイは想像したことある?」

まるで子どもが自分の夢を語るように、彼女は楽しげに話した。

「したこともないな、というよりするまでもないだろ。世界は、既にそれぞれのものなんだから」

「それはその人から見た世界でしかないわ。自身から見た視界を世界だと言うのなら、たしかに世界はそれぞれの所有物でしかない。でもね、私が言ってるのは、この空も、海も、大地も、街も、この綺麗な夕陽でさえも、私たちのものにするということなのよ。証明書なんていらないし、作る必要も無い。なぜなら所有者は既に決まっているから。それが、私とあなたとなら出来る、と言ってるのよ」

「とんだ笑い話だな。お前、面白いよ」

嬉々として語る彼女の弁に、そう一言だけ返した。

全く、馬鹿げてる。

やっぱりこいつはルティじゃない。

ルティの姿をしているが、中身は全然違う。

俺の一言に機嫌を損ねたのか、彼女は深紅の片目で鋭く俺を見据えた後

「・・・改めて聞くけど、世界に興味は?」

答えがわかりきった、つまらない質問を俺にした。

「無いね。それと、ルティをどこにやった」

一笑に付し、カバンから両の手に、武器を掴む。

「そう、残念だわ」

向こうもこちらに見切りをつけたのか、空の右手が空気を掴む。

奴の右手には、もはや見慣れてしまった槍が握られていた。

互いの殺気が、辺りを包む。

「そういえば、質問に答えて無かったわね」

槍を構えたまま、不意に彼女はそう言った。

「あなたたちが言ってる彼女は、今は眠ってるわ。えぇ、とても安らかに、ね」

「・・・そうか」

静かに、返事をする。

こいつは何らかの方法を使ってルティの身体にもぐりこんだ、ただの空き巣だ。

なら、答えは既に出ている。

互いの緊張がピークに達した瞬間。

ダン、ダン、ダンと階段を駆け上ってくる音が聞こえてきた。

「・・・少々不利か」

舌打ちしながらそう呟くと、奴は槍をカバンにしまい、崩壊した部屋の奥から出ようとする。

「逃げるのか」

「今は起きたばかりみたいなものでね。まだ、本調子じゃないからちょっと不利かな」

じゃあね、と言って、奴は瓦礫と化した部屋から跳躍すると

そのまま何処へと走り去っていった。

奴が部屋を出たのと同時に、部屋の入り口からアルタがやって来た。




-------------------------------------------------------------

階段を駆け上り、ルティの部屋に一直線に駆け込む。

扉を開けると、荒れ果ててしまった彼女の部屋に、ルイが立ち尽くしていた。

「・・・ルティは?」

恐る恐る、ルイに尋ねる。

「そこから外に出て行ったよ。お前とはすれ違いだな」

どこか怒気を孕んだ口調で、ルイが言った。

「それと、ルティに何があったんだ。世界征服とか言ってたぞ、あいつ」

「推測しか出来ないが・・・とりあえず、これを見てくれないか」

言って、これまで解読した日記の書類をルイに手渡した。

パラパラとそれらをめくり、一通り目を通すと

「・・・これ、ローザの姐御には渡したのか?」

「最後のやつ、ルティの名前が出てくる部分は渡してない」

「なら、ローザの姐御に渡したほうがよさそうだ。姐御なら、何か知ってるだろ」

そう言って、ルイは部屋から出ようとする。

「ちょっと待て、ルティはどうするんだ?」

部屋を出ようとするルイを、呼び止める。

「ルティについては、今は放っておこう。あの様子だとまだ何かするでもなさそうだしな」

「・・・」

「大丈夫だって。あいつ自身言ってたんだ、『まだ本調子じゃない』って」

「・・・そうか」

ルイの後に続く。

部屋を出る際、一度だけ振り返る。

大きく抉られ、穴の開いた箇所から、止め処なく風が流れ込んでくる。

地平線に、夕陽が沈む。

あれほど照らしていた陽はじき沈み

不安を象徴する闇が、世界を包みだす。

「おい!アルタ、急げ!」

階下からルイの呼び声が聞こえる。

そろそろ行かねば。

これから行く先の人物に望みを託し

俺は部屋を後にした。



風が、強く吹いていた。
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なん・・・・だと・・・
なぜか高笑いする少女の声が聞こえたw
ハクロン | URL | 2008/05/12/Mon 12:53 [EDIT]
ハクさん>
>なぜか高笑いする少女の声が聞こえたw
なぜにwwwwww
ティルナ | URL | 2008/05/12/Mon 23:13 [EDIT]

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